燻製部活動報告1～はじめてやった燻製まとめ

1、2ヶ月前あたりから一部会社同僚となぜか自然発生的に「そうだ、燻製をやろうぜ！」という話が持ち上がっており、あんまり寒くなったらやりづらいよねーってことで決行しました。燻製部、ここに結成。

と、いうわけで、色々準備したものとか当日の様子、あと、次回部活動に向けて気づいたことや気をつけたほうがよさそうなことをまとめときます。

会場

火を扱うので、その辺の公園でやったらまずいよね、ってことで無料のバーベキュー施設がある市街地から数十分離れた山中の某展望公園をチョイス。しかし結構遠くて、なぜ燻製をするためだけにこんなところまで…と思ったのですが、一部バイク好き部員の陰謀かもしれません。

さすがにこの季節なんで他にバーベキューしてる人はいなかったけど、結構ハイキングやドライブ・ツーリング途中の人が立ち寄ってて、そんな中煙を発する箱を囲んでたため怪しい儀式してる人みたいでちょっと恥ずかしかったです、、、

燻製器　1号・2号

作り方の参考にさせていただいたのはこちら↓

アウトドア料理｜簡単自作ダンボール燻製器の製作

網は100均で購入。ダンボールは会社で余ってたのをもらってきたので、材料費1台あたり100円なり。

丁度良くバーベキュー用のレンガがあったのでそれで燻製器を押さえました。

燻製器　3号

作り方の参考にさせていただいたのはこちら↓

工作不要！300円でできる超小型燻製器に適当に食材を入れまくって燻製充入門 | ドウデモイイコト。

こちらも100均で網とボール×2を用意。材料費300円。

その他、着火するためのチャッカマン、紙皿、割り箸などを準備。

 着火！！！！！

チャッカマンで燻製の最重要アイテム・スモークウッドに火を着けます。これから燻製用の煙が出て食材が燻されるわけです。 

ソト(SOTO) スモークウッド こだわり派『老舗さくら』 ST-1361

 こんなかんじのやつ。今回はサクラをチョイス。カッターで簡単に割ることが出来ます。

燻製剤にはスモークウッドの他にも木片を砕いたようなスモークチップやパウダー状のピートスモーク（部員内での通称：お焼香）などがあります。

ソト(SOTO) スモークチップス 熱燻の素『老舗さくら』 ST-1311

ソト(SOTO) いぶし処 ピートスモークパウダー ST-160

しかしあれです、チャッカマンだとかなり火付が悪いです。

基本チャッカマンって安全上あまり長時間点火しっぱなしにしたらいけないんですが（というかその前にトリガーを抑えてる指がもたない）スモークウッドはそこそこ長い時間火を当て続けないと着火しないようです。途中付いたかなーと思って燻製器内に入れても、しばらく放置してると消えてました。しかもチャッカマン途中で燃料が切れて、わざわざ下山して買いたしたんですが、そいつも何回か点火したら燃料がきれましておうふ……。

火がついたところで網の上に燻製する食材を網の上に投下。

こちらはチーズとソーセージ。加工食品は下処理がいらないのでラクチンです。

 タマゴ、鮭、鶏の内臓系（レバー・ハツ・砂ずり）

生の食材は1日〜数日間、塩やソミュール液というつけダレ（？）に 漬けておく必要があります。

あと、水気があると酸化してしまい酸っぱくなるので、キッチンペーパーで水気をしっかりとった後、しばらく乾燥させる必要があります。

作って楽しい！燻製レシピを紹介！

燻製レシピ色々

そして…

メインディッシュの鶏もも肉まるごと！部員が丹念にスパイスやおろし玉ねぎに漬け込んだやつです。
（Beforeの写真取るの忘れました。少し燻されてるやつ）

セッティングが終わりましたらしばらく待機します。

待機時間他にやることなさすぎて超ひまでした……

……で、しばらく暇を持て余しながら待ってたんですがこれが全然覗いても燻されないんですよ。ｳﾜｱｧｱｱﾝ!!!

途中で書いたようにチャッカマンが力尽きるなどのハプニングがあり、スモークウッドにしっかり火を着けれておらず、煙が十分ではなかったり挙句の果てには消えてしまったりで、どうも火力（煙力？）不足だった模様。あと根本的に、燻製器1号2号（ダンボールの方）は、体積に対してウッドが少なかったみたいです。

2本目のチャッカマンが力尽きた後はどうすることもできないので、元あったウッドの上に置いてもらい火するなど、苦肉の策で乗り切りました。

燻製中、それっぽく燻されたチーズなどをつまみ食いしつつ待つこと3時間ほど…

上手に焼…燻されました！

スモークチキン完成。

本来は1時間程度でよいはずが、火力不足のせいやチャッカマン死亡などのハプニングでやたらと時間がかかりました。

そして、肉は明らかにこれ、火が通らないよねってことで、途中で分割してます。
それでもちょーと怪しいよね…てことで、お持ち帰りして火を通して食べることに。ちなみにスモークチキンは翌日頂いたんですが涙が出るほどうまかった…

あとは全体的に煙が足りなかったせいか、少し物足りないお味でした。というか燻製は基本できたてではなく、しばらく置いてなじませたものを食べるものなんですよね。

というわけで、適当なまとめ

• 屋外でイベント的に燻製をやるときは、やっぱりバーベキューなどのサイドメニューとしてやるべき。待ち時間が最低でも一時間はあるので手持ち無沙汰感がぱない。
• ものすごく当たり前のことだけど、煙で燻すだけだから熱々にはならない。なぜかできたてほかほかみたいなのを想像してたんですよ…。下限に近い食材は多少は温もってるけど、基本的にはひゃっこい、もしくは生ぬるい。
• チャッカマンだと火源として結構不安。アウトドア用のボンベとか、いっそロウソクとかのほうがいいかも。前述のバーベキュー併設だったら火源も解決。
• 煙はちょっとこれやり過ぎじゃない？ってくらい景気よく出した方がいい。ケチると全然仕上がらない。
• あまり火が通らないので、ナマ物は下茹でなどで先に火を通すか生食に耐えうる食材を使用したほうがよい。
• やはり燻製は数日馴染ませたほうが美味しいので、できたてほやほやは若干美味しさの感動が薄いかも。でもできたてもうまいよ。
• チーズはプロセスチーズがジャスティス。カマンベールチーズも試したけど、普通のやっすいチーズがよかった。というかカマンベールチーズはそのまま食べたい。
• どう考えてもビールが必要なので、バイクで現地集合は間違ってると思います！
• 燻製たまごのうまさはやばい。まじやばい。

スモークウッドも一本400円弱で数回分、食材はスーパーで売ってる物で済むのでなかなかコスパもよいですよね。チーズなんかはそのまま燻製器にオンで作れちゃいますし、逆に肉など数日間仕込んでから燻し、じっくり待つのもオツなものです。

次は冬が明けてからかなぁ…しかしその前に自宅で定期的に自主練しようかと思います。家だとビールも飲めますしねむふふ。