Penguin's holiday

できればずっとねていたい

元汚部屋住人的、部屋をキレイに片付けるだたひとつの方法

無駄に釣りタイトルっぽくしてみました。

一人暮らしを始めてもうすぐ丸2年になりそうなんですが、お陰さまで(?)ほぼ住み始めた当時と変わらず片付いた状態を維持しています。こうやって人に「部屋片付いてます」といえる程度には片付いてる。瞬間的にとっちらかることもあるんですが、大体15分もあれば元の状態にリカバリ可能な程度にしか散らかりません。

タイトルに書いたように、一人暮らしを始めるまで、実家に住んでいる頃はまぁ…それはもう…………学生の頃なんかは比喩表現でもなんでもなく、それこそ足の踏み場がない部屋で生活しておりました。基本整理整頓お片づけの類、苦手なんですよ・・・

 

で、そんな自分が現在、それなりに片付いたキレイな部屋で生活する上で徹底的に気を付けていることがひとつだけあります。正確にはひとつではないけど、基本となる気をつけていることはこのひとつだけです。それは、

 

部屋のものを少なく保つ。

 

もう、これに尽きる気がするのです。いや、そんなのわかってるよって声が聞こえてきそうですが…ごにょごにょ。ものが少なければそれだけ部屋が広く使えてすっきりしますし、掃除もしやすい。なにより片付けしやすい!!

ものを少なくためには

  1. ものを増やさない
  2. ものを減らす

このふたつを気をつけることになります。

まずは「1.ものを増やさない」ですが、とにかく何かを買うときには徹底的に吟味します。それこそ100均で雑貨を買うときでも。「アルミホイルあったら便利かも」くらいだったらあまり悩まず買いますが、例えば「もう一個くらいここに棚があったら便利かも」とかだと、かなり長いことそれは本当に必要なのかと自問自答し、日常生活していてまだ買ってないけどそこに存在を感じられるレベルで必要になったら買います。なんか具現化系の念修行みたいですねはい。
あと、なんというか「これあったら便利だなー」とか思うものって世の中沢山溢れてるんですが、自分は「あったら便利はなくても平気」だと思うんですよね。この前、なんとなくピーラーがあったら野菜の皮を剥くのに便利かもと思って買ってみたんですが、結局個人的には使いにくくて包丁で剥いてます。ふぉっきん!!!

「2.ものを減らす」に関しては、これはいらないなぁと思ったらばんばか捨てちゃいます。気に入ってた服や靴も痛んできたりはやりが過ぎたら「今までありがとよ!」とこころの中でお礼を唱えて捨てます。自分の持ち物で一番よく増えるのは本ですが、これも一回読んで「あーこれはもう二度と読まないな…」と思ったらさっさと売ります。
昔はこの「思い切って処分する」というのがとにかく苦手で、部屋に溜まる一方だったのですが、慣れると勘所がわかるようになるというか、だんだんとどれが必要なものでどれが不要なものかを素早く選別できるようになるようです。捨てられなかった頃は「これを捨てると後で困るかも…」と思うと怖くて捨てきれなかったのですが、不思議とバンバン処分するようになってから一度も「あーあれ捨てなければよかった」と後悔したことがありません。
とかいいつつ今クローゼットがちょっと溢れ気味なのでそろそろ断捨離を決行しなければ・・・

 あと若干余談ですが、「見せる収納」とかはインテリアのセンスがあるひとだけに許された神々の遊びだと思うので、自分のようなセンスのない人はおとなしく隠す収納にしといたほうが無難な気がします。クローゼットやかご収納に詰め込んどけば見た目片付くので無問題ですよ。

 

・・・とここまで書いておいてなんですが、自分は生来片付けが苦手なのでこうしているわけですが、真の片付け上手は沢山の必要なものがあっても、溢れさせず、いつでも取り出せるよう整理整頓して片付けられる人なんだと思うんですよね。

ペンギン・ハイウェイ」という小説で、主人公が祖父母の家に遊びにいくシーンがあるんですが、そのおばあさんがまさしくそんな感じでなんか素敵だなーと思いました。
将来的にはもう少し整理整頓出来るようになって、大好きで必要なものたちが美しく整えられた部屋で暮らしたいなーと。

祖母はいろいろなものをいろいろに分けて、たくさんの引き出しがついた大きな棚にしまっている。ぼくは祖母がその棚を整理しているのを見るのが好きである。となりでぼくが見ていると、祖母は引き出しの中にあるふしぎなものを取り出して、その使い道をぼくに当てさせる。割れたお皿とか、ワインのコルクもある。祖母は使わないものは捨ててしまうので、そこのあるものはすべて使うものなのだけれども、使い道をあてるのはかんたんではない。ぼくが悩んでいると、祖母は得意そうな顔をする。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)