Penguin's holiday

できればずっとねていたい

半沢直樹ドラマ&小説ごちゃまぜの感想

とりあえず、ドラマ最後まで見てえーってなった人は「ロスジェネの逆襲」を早く読むと幸せになれるとおもう。

ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲

 

だいぶ今更感が漂ってるけど…。

実は意外とミーハーで流行りものには周回遅れで飛びつくほうなんですが 、ドラマまでみておぉ面白い!…と思ったのは久々なので感想まとめときます。ちゃんとした文章にするほどもないので半箇条書きで。ほぼドラマのことです。

ちなみに小説 → ドラマの順でみました。
大分ネタバレというか見たことある人しかわからない内容です。

 

  • 小説は「ストーリー」が中心、ドラマは「人」が中心って印象。
    小説ではみんな結構あっさりした描写なんですが(大和田常務とか単にガタイのいい人くらいの印象しかなかった)、演技と演出が付くとえらい特濃になったなぁと。うまくキャラクターに特徴付けて膨らませてる。バンバン机叩く小木曽次長とかタブレットばっかりみてる福山次長とか。黒崎検査官は小説でもオカマキャラで異彩を放ってたけどドラマで更に胸焼けしそうなことになっててうぉっぷ。
  • ↑に被るけど、半沢のキャラクターがドラマだと人間味が感じられてよかった。
    小説だと「正義感の強い毒舌のキレ者」で完璧超人って印象だったけど、ドラマではプラスして人情味出してみたり、コミカルだったり、時には焦ってみたり失敗してみたり色んな面が出てて面白い。中でも、1話で渡真利に「お前マジこのままじゃやばいぞ」って言われた後、ひとり項垂れながら立ち飲み屋でビール飲んでるシーンがよかった。そりゃ普通酒も飲みたくなるよね。
  • 小説とドラマではかなり設定が違う部分があって普段だと原作から入るとかなり気にしちゃうほうだけどうまく活かしてあって今回は全然気にならなかった。特にお父さんが亡くなっててその敵が常務っていう設定はあらすじ見たときに「えー・・・」って思ったけどこれはこれでよかったと思う。どちらも楽しかった。
  • 花ちゃんの料理が超うまそうでおなかへる。
  • 花ちゃん…というか上戸彩のお肌がキレイすぎてまぶしい。
  • 壇蜜の圧倒的ゴージャス置物感。だが、それがいい
  • 演技が大げさすぎて言論バトルシーンは見入るよりも逆に笑いが込み上げてくる。ほんと現代版時代劇だなぁ。リアルだけど超フィクション。
  • 頭取や常務が部下を引き連れて廊下を行進するシーンが何回かあったけど、「白い巨塔」の「総回診」を思い出して血わき肉踊る。(白い巨塔も大好きでした)
  • 個人的に好きだった(超細かい)シーン
    第3話 裁量臨店で小木曽次長のかばんから出てきたヒアリングシートを半沢がパァンッ!!!って投げつけるとこ
    その後の小木曽次長の満面スマイル
    第4話 半沢の「10倍返しだ!!!」
    第5話 アルテミスで東田に美樹が「さよなら」って言って去っていくとき入口付近で振り向くとこ
    第6話…あれ?7?? 地獄の飲み会最後に半沢のネクタイ触りながら懇願したのに「そんなわけねぇだろ」って即答される古里
    同じく、疎開資料を貸し金庫に取りに言って、時間を稼げと言われて機転利かすのに成功した古里
    第8話 模擬検査 タブレット福山の「ヴァカカー!!!おまえはー!!!」
    第9話 金融調査 打開策がなくてうなだれる半沢→「引当金積むことになるわよ!」→「そのどちらも…了承するわけには、参りません!」で急に復活
    同じく、疎開資料見つかりそうになってマジで慌てる大和田常務
    最終話 取締役会での「うるさーい!!!」っていう岸川常務の絶叫
    同じく、ラストシーンに向けて花も部下も昇級だね!って持ち上げてたのに出向告げられてぶつ切りで終わる最後
  • しかし、なんでこんなに半沢が土下座させたがるのかがさっっっぱり理解出来ない。ドラマの絵面的に見栄えがするよう…てのが大きいのだろうけど、そんなやたらと「土下座して詫びてください」ていわんとも…土下座してるほうも心から詫びてるわけじゃないから単に溜飲を下したいだけてことかなー。

 

以上です。いやぁびっくりするほどとりとめがない。

 

個人的に小説だと「ロスジェネの逆襲」が一番好きだったので、映像化が楽しみです。
前2作も「仕事は上司のためにするのではなく、会社全体のため、そしてなにより顧客のためにすること」っていうテーマが根底にあるんだと思いますが、ロスジェネはそれが更に強く描写されてる感じ。仕事でウワァアアアァァチッキショウガアアァァアア!!!!!…ってなってる時にまた読み返したい。

そして、「銀翼のイカロス」の単行本化も楽しみですなー。

 

続きが楽しみ楽しみで、わくわくしながらもういくつ寝るとが出来る作品が増えるのは、とっても幸せなことです。

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)

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